協議会のご案内

設立の経緯

次世代センサ協議会は1989年に発足しました。発足当時、世界的には固体センサ・アクチュエータ国際会議が1981年から2年毎に米欧日の3極持ち回りで開かれ、国内でも電気学会が中心となったセンサ・シンポジウムが時を同じくして1981年から毎年開かれるようになっていました。 1987年に第4回のTransducersが東京で開かれ、国内各学協会のセンサ部門が協力して大成功を収めたのを契機として、国内で横断的なセンサ・アクチュエータ研究・開発の協力体制を発展させようという動きがあり、次世代センサ協議会の実現となりました。

また、当時通商産業省では、我が国のエレクトロニクス産業の国際競争力強化のために、その基本であるセンサの研究開発を目的とした国家プロジェクトの検討が行われていましたが、センサは千差万別の技術であるとともに、応用技術はさらに複雑多岐すぎることから、プロジェクトとすることは不可能であるとの結論になりました。そこで、通商産業省(当時)から、“次世代のセンサ技術の研究開発について、いろいろ相談に乗って貰えるような団体を設立して欲しいという要請があり”、総合学会的な性格と次世代センサ技術開発政策のブレーン的な2つの性格を併せ持つ本協議会が発足したという経緯もあります。当協議会の名前も省の要請を受けて定めたものです。

2012年10月には、一般社団法人の申請がなされ、受理されたことにより、一般社団法人次世代センサ協議会が設立されました。 なお実際には、2013年6月より、一般社団法人次世代センサ協議会としての活動が開始されています。一般社団法人化に伴い、会計年度が6月から翌年5月までに変更となっています。