一般社団法人次世代センサ協議会
第19回課題研究会
AIで広がるセンサイノベーション
― 人工知能によるセンサ技術の高度化を探る ―
2月23日に、盛会裏に終了いたしました。
多数の方のご参加、ありがとうございました。


開催趣旨: 
 人工知能の利活用がほとんど全分野に広がろうとしている。AI(特にDeep Learning)がどんなものか、+ビッグデータを用いてどんなシステムやビジネスが創成できるか、研究事例も日常的にニュースとなっています。
 次世代センサ協議会では、いろいろなセンサとセンサシステムをテーマとしてシンポジウムや研究会を開催してきましたが、IoT技術の発展によりセンサも付加価値の高いセンサ情報をリアルタイムに提供できる時代が到来しつつあると考えます。AIにより新しいセンシング応用が期待できます。
 このたび、AIがつくるセンシング技術・センシングビジネスのイノベーションと課題について、課題研究会を開催することにしました。最新のAI情報とセンシングビジネスをご一緒に研究したく、関心ある方の参加をお待ちしています。             (企画担当:高田敬輔)
    
日   時: 2017年2月23日(木) 13:00〜17:00
会   場: 化学会館 601号室 (東京都千代田区神田駿河台1-5)
   
主   催: 一般社団法人次世代センサ協議会
協   賛: 一般社団法人電気学会、公益社団法人計測自動制御学会、一般社団法人日本電気計測器工業会、センシング技術応用研究会、一般財団法人マイクロマシンセンター、 一般社団法人日本計量機器工業連合会、特定非営利活動法人安全工学会、
MEMSパークコンソーシアム、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム、フジサンケイビジネスアイ

  
プログラム: 
13:00〜13:45 「人工知能最前線とセンサビジネス」
社会や産業の広い範囲に今後影響を与える人工知能とIoTの最新動向を解説する。また、センサと人工知能の組み合わせで、どんな新ビジネスが生まれるかを事例を通して紹介する。

株式会社ブライトビジョン 代表取締役社長 増倉孝一氏
13:45〜14:30 「自動運転に挑むAI(画像認識を中心に)」
将来の自動運転を目指すAIについてのべる。必要な技術の中で、特に情報量が多い画像認識を中心に、ハード、ソフトの実例概要を紹介するとともに、未解決の課題についても触れる。

元 株式会社東芝 研究開発センター 技監 前田賢一氏
14:30〜14:40   休   憩
14:40〜15:25 「感性ロボティクス −感情をセンスするとは−」
ロボット達が我々人間と共在するためには人間をもっと理解しなければならない。初めは人間の知性そして今は感性。その気付きが感性ロボティクスを生む。そして、ロボットは人間の感情をセンスする能力が必要となる。

千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター研究員(国際連携主管) 富山 健氏
15:25〜16:10 「センサと人工知能を活用したプリシジョン・ケア:生活機能レジリエント社会に向けて」
生活機能が変化した際に、高い社会参加や安全な状態を回復してくれる生活機能レジリエントなサービスが求められている。個人の状態に適応したきめ細かいケア(プリシジョン・ケア)を開発する際に課題となる生活機能多様性、生活データの断片性の問題に対応する新たな取り組みとして、コミュニティベースのコデザイン(リビングラボ)と繋げる人工知能技術を融合させた新たな試みを紹介する。

国立研究開発法人産業技術総合研究所 人工知能研究センター 首席研究員 西田佳史氏
16:10〜17:00 パネルディスカッション「人工知能によるセンサイノベーションの可能性と課題」
人工知能技術をセンサやセンシング技術として高度化したセンサオリエンテッドなセンサ、またはセンサビジネスは可能か、また予想される課題はなにか、講演者によるパネル討論

司会:次世代センサ協議会 会長/東京工業大学名誉教授 小林 彬氏
17:15〜19:00 意見交換会
※希望者のみ(4,000円/税込)参加費と合わせて請求いたします。