Japan Society of Next Generation Sensor Technology
 会長ご挨拶
 

一般社団法人次世代センサ協議会  会  長  小林 彬
Akira Kobayashi

 高度情報化社会と呼ばれる現代に我々は生活していますが、この社会は、マイクロエレクトロニクス等の進歩による恩恵を大きく受け、 産業活動や経済活動、日常生活の在り方にも眼に見える変化が現れました。今後も、IoT、M2M、ビッグデータなどの言葉に見られるように、巨大記憶装置を擁するコンピュータシステムと高速の 双方向通信を可能とするネットワークシステムの接続がシステムの増々の高機能化・高速化を実現し、求められる情報提供の仕方にこれまでにない利便性もたらすものと期待されています。
 一方、そのようなシステム機能発現のためには、対象の状況・状態や動き、活動の範囲や分布など、情報提供のために必要となる素材データの収集取得が重要で、適正で信頼性あるデータの入力 がなければ機能は実現されません。そのような機能を果たすものが、センサと呼ばれるもので、人間の高度判断機能発現になぞらえれば目や耳、鼻などの五感に相当する入力機能であり、他方、 コンピュータシステムは頭脳に対応しています。
 つまり、センサは人間や自然界と機械のインタフェースとして作動し、最近では、半導体微細加工技術を始めとする多様な技術の統合によって集積化・複合化され、そのような高機能性により重要性は 益々増大しています。自立電源を持ち、小型で低消費電力性、さらに、より付加価値のある進化型センサユニットの追及など、話題も多く、今後、新たなセンサブームが迎えられることを願っています。
 次世代センサ協議会は、このように分野の発展を期して1989年に設立され、ニーズとシーズ、あるいは異なる分野や組織間をつなぐ情報交換の場として役立ち、関連する技術や産業の発展に寄与してきました。 2013年からは一般社団法人化し、情報交換ばかりでなく、技術開発に有効なインスピレーションを与えられる場となることを目指した活動も進めています。