一般社団法人 次世代センサ協議会  
Japan Society of Next Generation Sensor Technology
 (JASST)
 海洋計測センサ技術研究会  Oceans Sensor Systems  
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 本技術研究会活動の要旨 

 
 周囲を海に囲まれた我国は古来より海の恩恵を享受してきた海洋国家です。戦後は造船、海運、漁業などの海洋産業が国の復興、発展に大きく貢献してきました。しかし近年は海外との競争激化のため、これらの産業は厳しい状況にあります。 一方、国は海洋基本計画を策定し、海洋科学、海洋産業の振興に努めており、平成25年4月には海洋基本計画が見直されました。新たな海洋立国を目指すために、世界をリードする海洋基盤技術の開発、新海洋産業の振興・創出などが謳われ、日本の広大なEEZ確定を踏まえて未来の日本の発展を目指しています。内閣官房(現内閣府)総合海洋政策本部の参与会議では、2014年6月に新体制が発足し、「新海洋産業振興・創出PT」などのプロジェクトチームが設置され、活動を開始しました。この中で 新海洋産業として、海洋石油・天然ガス、海洋再生可能エネルギー、メタンハイドレート、海底鉱物資源開発がとりあげられています。また内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)で は「次世代海洋調査技術」を最大の課題として選定し、最先端の海洋技術の開発が始まっています。

 これらの計画を実現するためには海洋からの様々な情報を得る「海洋計測センサ」は必須の基盤技術となります。海洋計測センサは陸上の計測センサと比較して海水などによる腐食性等の厳しい環境条件に加え、遠洋や深海などの設置環境、信号伝送方式、給電方式などの課題を抱えています。様々な課題を克服し、高付加価値の計測センサとそのシステムを提供することは海洋関連産業の発展に寄与し、大きな市場の開拓に繋がるものと期待されますが、現実には海洋計測センサは必ずしも必要十分なレベルに達していません。

 次世代センサ協議会は企業の立場から海洋技術分野における計測センサの現状を調査し、課題及び将来への施策を提言する「海洋計測センサシステム研究部会」を設立しました。研究部会は、2014年9月から正式に活動を開始しました。2017年6月よりは「海洋計測センサ技術研究会」と改称し、第2期の活動を行なっています。

現在はインダストリー4.0/インダストリーインターネットに代表される産業分野のIoT、車の自動運転の技術開発、に関心が集まり、諸種の取組みがなされています。産業や社会の大きな変革が期待されています。これらの中で中核を成すのが言うまでもなく計測センサ技術です。
 海洋においても同様の動きが始まっています。特に船舶のIoT化による運航効率の向上などによる費用の削減、自動化による人員の削減など大きな効果が期待されています。これは国際競争力の上でも重要で、国土交通省などから各種の呼びかけがなされています。本研究会では「海洋のIoTと船舶のIoTの発展に貢献する計測センサ」として取組みを開始しています。

 
 

本研究部会は以下の事項を目標に活動します。

1 海洋計測産業の市場創設とそのための支援

2 海洋計測産業の活性化と事業活動への支援

3 海洋計測産業関連共同プロジェクトの企画提案と運営

4 スコットランドの先端海洋関連技術導入の支援

 

 

本研究部会の具体的活動は以下の項目を行います。

1 国内海洋計測の現状調査

     浅海と深海の領域に分けて市場分野ごとの現状調査。

     国内外の製品技術仕様、国内プロジェクト状況、市場規模推定などを含む

     国内製品一覧を作成し、内外の関係需要先に周知させる。

2 国内主要関連組織調査

     政策決定組織の概況、大学・研究機関のリスト整理。 関連産業界企業リスト。

3 先行海外情報収集

     海外関連情報の整理(先端企業、関連研究機関、実験施設など)

4 スコットランドとの連携促進

     研究連携・事業連携のシナリオ作成提案と実践。 関連調査団の派遣。

5 事業化課題の明確化と解決への提言作成

     内外市場予測(研究市場 分野別事業市場)法的課題の整理と提言

6 会員連携による関連プロジェクトへの応募企画

7 事業促進のための会員相互の交流と情報交流会の開催

     関連施設見学会の開催。専門家を招聘しての講演及び意見交換会開催
 

主に取り上げる製品・技術項目の主なものを以下に示す。

① ソナー関連技術・・・・・デバイス、機器、システム

② 画像関連技術・・・・・・カメラ、光源、レーザ

③ 採掘関連技術・・・・・・高圧力、深海温度、深海ロードセル、電磁気技術

④ 海洋環境関連・・・・・・TOC層流速、温度、濁度、その他

⑤ 自動化関連・・・・・・・・海中位置情報、海中姿勢情報

⑥ 港湾土木関連・・・・・・自動化機器、3次元画像モニター

⑦ 共通事項・・・・・・・・・・海中作業ロボット、海中通信技術、電源供給技術

一般社団法人 次世代センサ協議会 海洋計測センサ技術研究会

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  E-mail: kaiyo[-a-]jisedaisensor.org    [-a-] = @